つばき学習会について


設立趣旨

 つばき学習会は小学生に対して無償で学習支援を行う団体です。小学生の宿題を手伝ったり、各々が持ってくる教材を一緒に進めたりします。勉強だけでなく、カードゲームをしたりホワイトボードに絵を描いたりして、息抜きをする時間もあり、当会での時間が楽しいものとなるよう心がけています。

 メンバーは大学生が多く、若い人を中心とする団体です。子どもとの距離が近いため打ち解けやすく、安心して学習に取り組むことができます。基本的に当会のメンバーは、1対1で支援にあたります。最低限の教育は無料で受けられるべきだ、という考えのもと参加費を無料としており、支援は学校で学ぶ最低限のものとし、特別な解き方などを教えることは基本的にはありません。

 

 


活動の目的

当会の目的は3つあります。

1 子どもが最低限の学力を身につけられるようにサポートすること

2 親の負担を減らすこと

3 小学校教師の負担を減らすこと

 

 1に関して、現在小学校において授業についていけないお子さんや、特定の科目を別室で学んでいるお子さんが少なくありません。そういったお子さんは苦手な科目の授業中に活躍することが難しくなります。当会での学習で、最低限の内容を理解することを通して、お子さんが学校で輝けることを祈っております。

 2に関して、近年では共働き世帯やひとり親世帯が増加しています。(内閣府のデータより)そんな中、親が子どもの勉強の面倒を見ることが難しい家庭が少なくありません。当会がお子さんの学習をサポートすることで、保護者の皆さんの負担を少しでも減らしたいという思いがあります。

 3に関して、小学校教師は、学習支援を要するお子さんに対して、休み時間を使ったり追加で教材を作ったりして対応しています。さらに、2020年からは学習指導要綱の改定に伴い、指導内容も増え、教師の負担は増える一方です。それゆえ、当会は学習支援を通して、教師の負担を少しでも減らしたいと考えています。教師の健康は子どもの健全な育成のために不可欠だからです。 

活動内容

 国語・算数を主として、教科書の問題やプリント、それぞれの課題をもとに無料で学習支援をしています。

 川崎市では算数の教科書を教育出版で統一しています。当会は、1年生から6年生までの教科書をそろえているため、子どもたちが使い慣れている教科書をもとに学習できます。学習したい教材がある場合は持って来ていただいて、教材を一緒に進めていくこともしています。 

 



活動の様子

サポート例

学年 科目 内容 目的

高学年

国語 中学年の漢字 復習・漢字の苦手意識の克服
中学年 算数 教科書の巻末問題 抜けている部分の確認
低学年 国語 ひらがなの書き順   正しい書き順の確認